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2002年03月11日

憂國再び

鈴木宗男氏の証人喚問中継を観つつ、ちょうど1年前、このコラムで「憂國」「憂國2」と題した文章を書いたことを思い出した。特に後者では「国会議員切腹法案」を世に問うたのだが、反響が殆ど無く寂しい限りだったものよ。
俺に言わせれば、鈴木宗男氏は、離党だ辞職だケジメだとヌルいことを言われる前に、陰腹詰めて証人喚問に臨むべきではなかったかと考えるが如何か。白か黒かは問うておらぬ。むしろ潔白であったとしても、疑惑を持たれた恥を雪ぐ意味での陰腹は当然だと考えるのだが。

暴論か?
たしかに謀略によって陥れられる可能性も否定はできぬ。だがな、よし謀略に落ちても、後に続く者に志を託し自らは潔白の証を身を以て立てる、そうした連なりこそが政党であり派閥ではないのか? 違うのか? 後の者に継げぬ権力の抱え込みは、いずれにせよ私腹を肥やすの誹りを免れまい。

代議士の「士」は「サムライ」だ。サムライは商人に非ず。富よりも、名をこそ惜しめ。死してなお、ムネオハウス・ムネオホールと名を遺すのであれば、誰も文句を言うまいぞ、宗男よ。

投稿者 tsurumy : 2002年03月11日 06:00

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