2002年05月21日
エピソード2
今、ロスアンゼルスに出張してきてます。もちろん、世界最大のゲームショーE3が目的。毎年毎年の恒例行事。あー面倒くさいったらありゃしない。
そういえば、3年前のE3時分には「スターウォーズ・エピソード1」が公開間近で、その話題で持ちきりだったっけ。あらためて当時の日記を読み返してみると、俺がスターウォーズに如何に期待し……そして如何に裏切られたかが記録されていて、なんだか涙ぐんじゃうよ。ああもう、ルーカスのバカっ!
てなわけで、観てきましたよ、エピソード2。クローンの攻撃(クローンの逆襲?)。
正直、ゼンゼン期待してなかったし、それどころか、公開されてるのも知らなかった始末。ロスアンゼルスに着いてから、同僚に「やってますよ」と言われて気づいたんだもんな。ああ、昔だったら考えられないよ、こんな俺。
で、エピソード2を観てきた感想はというと案外イケてるじゃん。映画は、期待して観ると裏切られるの法則があるけれど、逆に言えば、期待せずに観れば楽しめるってコトでもある。エピソード1は、単なる娯楽映画として見ても不備が多かったけど、エピソード2は、単なる娯楽映画として見るのなら、途中冗長な部分はあるものの、見所も満載で楽しめるレベル。イベントムービーとしてなら、一級品といえなくもない。ただ、これを「俺の好きなスターウォーズ」と認めるには、やぶさかなものが有りすぎだけどね。
とにかく、ヨーダの見せ場にはシビレた。普段は杖ついてヨレヨレしてるくせに、アナキン達ジェダイ騎士が、圧倒的多数のロボット群に囲まれてるトキに、颯爽と戦闘機(ドアなし・戦闘ヘリみたい)で現れたり、アナキンとオビ・ワンがドゥークに歯が立たず、アナキンなんか腕を切り落とされちゃって気絶してるとこへ、ヨーダってばまたも颯爽と現れ、杖を捨て、北斗神拳的構えから、おもむろにライトセーバーを取り出し、あしたのジョーのハリマオ的なすばやさでもってチャンチャンバラバラ。これにはもう、参りました。2人が気づくあたりでライトセーバーをしまい、杖に持ち替えてまたヨレヨレするトコなんざ、「役者やのぅ~~」。場内も割れんばかりの大拍手。大納得ですな。
そういえば、R2-D2にもビックリ。だって、足からジェットが出て空を飛んだりするんですぜ! こっちのTVで流れてる予告篇でも、そのシーンが出てたけど、これにも満場大喝采。俺的には、ゴジラが空を飛んだトキのコトを思い出しました。敵のロボット製造ラインで、コンベア上の坩堝に落ちてしまったアミダラの上に、溶鉄が流し込まれんとするまさにその時に、例の「カギ開け」で助けるトコも良かったなあ。
そしてもう一方のドロイド、C-3POの見せ場は、ロボット製造ラインに紛れ込んでしまい、兵隊ロボットの頭が3POの体に、3POの頭は兵隊ロボットに(笑)。いやいや、笑かしていただきました。
思うに、CGだらけになって、画面的な独自感が薄れてしまったスターウォーズの中で、R2と3POだけが往時の影を偲ばせている、と言えるのかもね。旧トリロジー(4~6)と、新トリロジー(1~3)は全く別物だけど、2人のドロイドだけが共通、みたいな。
えー、それ以外のシーンは、いろいろ旨味はあれども、さして興味ナシ。
なにやら・フェットさん(息子連れ)は、息子の目の前で首を切り落とされちゃって、ああそうか、この復讐に燃えた目をした息子が、後のボバ・フェットになるんかも、と旧トリロジーとの繋がりを示唆したり(違うかも)。
同じように、アナキンは、やっと探し当てた母親が死んでいて、キレまくってタスケンレーダー(だっけ?)を切りまくり。なんか、ダークサイドな一面を垣間見させてくれたり。ああそういえば、ダースベーダーのテーマも挿入されていたっけ(違う場所かも)。
あ、でもね、ナタリー・ポートマンは、相変わらず激かわいかったYO! オープニングでいきなり、アミダラらしき日本髪の方が、宇宙船の爆発で死んでしまったけど、もちろんそれは影武者。エピソード1観てればわかるよね。ちなみに俺は、アミダラとアナキンのイチャイチャシーンは、キスするトコ以外は全部寝てました。つうか、劇場に一人、キスシーンになると拍手をする奴がいて、そいつに起こされたってカンジか。お前、そんなに早く2人をくっつけたいんか!?(笑)
ま、見所は色々とあるので、エピソード1にヘキエキした向きも、観ると吉かも。
ほら、ジャージャー・ビンクスも、それほどウザくないし(笑)。
投稿者 tsurumy : 2002年05月21日 06:00
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