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2005年09月18日
TGS2005(1)/連射機能付きオレ
さて、TGSに行ってきた(おねーちゃん写真はコチラ)。
ラチェットの最新作も展示されているが、ラチェットのユーザー層はほとんどが小学生男子なので、お子さん連れの方も見かけるとはいえあくまで大っきなお友達がメインのTGSは、あまり重視していない。その分、小学館主催の「次世代ワールドホビーフェア(WHF)」に全力投球するってえ寸法だ。
それはともかく、次世代機について言及せねばなるまい。
PS3はシアターでの映像出展のみ。GT4やガンダムなどをチラっと観て「E3と一緒じゃーん」とスルーしかけたが、宣伝の人間曰く、今回は全部新作or新編集なのだそうな。あわててシアターに戻って、人混みに押し合いへし合いされながら、あらためて観直したのであった。危ない危ない…。
鶴見は、PS3のゲームを「作りたい」という欲求は、正直云って、それなりにしか感じていない。機能ウンヌンの問題ではない。PS3は発売してからしばらく経たないと子供の間で普及しないだろうから、子供向けソフトがメインの鶴見にとって、PS3は2年後、3年後のハードなのだ。
…なんてコトを宣伝の佐伯さんにこぼしたら、「一家に一台売れるから、大丈夫」とか云われてしまった。ソレマジデスカ? シンヨウシテイインデスネ? PS3ムケニツクッチャイマスヨ?
XBOX360、案外良かった。何が良かったって「ちゃんとしたソフトが揃いそうじゃん」だ。…なお、ここで云う「ちゃんとしたソフト」とは、フサフサのネズミゲームとか露出度の高いおねーちゃんゲームではない、というような意味に過ぎず、クオリティの高さを意味しない(為念)。ゆえに個々のソフトについては、特に感想はナシ。
つうか、鶴見のスタンスからすると、子供の方に顔を向けないであろうXBOX360は「どこかの国のゲームマシン」なのだ。ジャガーとかリンクスとか、シンクレアとか神遊機とか、そういった類の。
レボリューションは、基調講演でコントローラが公開されたワケだが…正直、違和感がバリバリだ。
いや、やらんとしているコトが正しいのは解る。だが、鶴見がオールドゲーマーだからなのかねえ。両手で支えないコントローラって、皮膚感覚的な違和感を感じるんだなあ。
ゲームセンターの「体感ゲーム」が衰退し、その一方で、マンマシンインターフェースが致命的に弱い携帯電話ゲームが普及して…云ってしまえば、「ビデオゲーム遊戯体験」そのものが矮小化しつつある昨今(皆さん、これは憂うべきコトなのですよ! 「携帯電話ゲームも含めれば、ゲーム市場は衰退していない」、なんて云ってる場合じゃありませんぜ!)、ゲームのインターフェース、特に入力インターフェースからゲームを考えるという任天堂のアプローチは、まさに王道だ。更に云えば、マウスというダイレクトポインティングデバイスを前提としたWEB上のクリエイティヴを、家庭用ゲームのフィールドに持ち込めるという今風のやり方も秀逸だ(DSもそうだね)。
だけど。嗚呼、それだけど…。
両手で支えるコントローラが、「操縦」という没入体験と親和性の高いイメージを持っているのに対して、リモコン型コントローラは、「操作」という客観的かつお手軽なイメージが強いので、違和感を感じるのかねえ。でも触ってみれば面白いに違いない…そう自らに思いこませて、今は深く突っ込まないでおこう。
で、インターフェースの話ついで。今回のTGSで鶴見が最も注目した出展物は、MGS4でもなければワンダでもなく、冒頭の写真「オレコマンダー」(HORI)。自分の指に装着したオレコマンダーが振動するコトによって、プレイヤー自身に連射機能を付加する、夢のようなマッスィーンだ。なんでも、秒間20連射まで可能だとのコト。詳しくは、ペリボーグのサイト(www.periborg.com)をご覧いただきたいが、
PeriBorgとは、ゲームライフをより快適で楽しくする特殊機能を、“自分自身の身体に備えさせる”全く新しい次世代の商品カテゴリーです
なのだそうな。あまりの素晴らしさに、会場で売っていた「ペリボーグ~連射機能付きオレ」Tシャツまで買っちゃったよわはは。まるで、ママチョップのようなTシャツ。グーです。
【追記】
PeriBorg公式サイトによれば、冒頭の写真でモデルになっている方は、【HORIの企画の人】森川栄司氏なのだそうな。
…と書いておけば、何かのキッカケで嘘六百を読んだ森川氏が、ロケーションフリー携帯ゲームインターフェースを実現させてくれるかも(笑
投稿者 tsurumy : 2005年09月18日 23:59
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コメント
横にして持てばいいじゃないっすか
ダメなのかな?
投稿者 i-say : 2005年09月19日 05:29
アーケードゲームこそレバーとボタン以外の新しいインターフェイスが出てこないと衰退しちゃうと思ってます。
たとえば昔のループレバーとかローリングスイッチみたいな感じで…。可能性があって普及してるのはタッチパネル系だけど、今後はどうかなあ。アーケードは採算ベースではかなり厳しい現実もあるし。
投稿者 みやび : 2005年09月20日 04:39
そーいや、SCEJはキッズコーナー展示をしませんね。
360はレアの「バンカズ」あたりを復活させ(グーリーズではなぜかオープニングデモでバンカズがやおら出ていた)、きっちりPR展開をできれば、鶴見氏にとって脅威になるかもしれないですな。
タブンムリダケド(笑)。
投稿者 御熊様 : 2005年09月20日 20:24
連射機能付きオレTシャツは正直「やられた」と思いました。
投稿者 相× : 2005年09月23日 23:25
鶴見センセイおひさしぶりです。お元気ですか。
blogってあまり書き込みをしたことがないのでけっこう
緊張します。
TGS何年かぶりに久しぶりに行ってきました。
日本のゲームは、どうも日本の倫理観に押されてしまい、
あれもいけないこれもいけないと言っているうちに
ゲーム内容ってのがどんどん狭くなってネタ切れ状態、
あとはマシンパワーをあげればなんとかなるだろうという
印象を強く持ってしまいました...
またTGSを通して日本という国はキャラクター文化だけが
発達してきたような印象があったなと。キャラクターの好きな
人向けに注力する結果、本来のアイデア勝負なゲームが
少なくなっている気がします。
もっと型破りな、ワクワクするものがないものでしょうかね。
自分は大昔のアタリのゲームが好きなんですが
最初から飛ばしまくりでしたよね。マーブルマッドネスとか
あのあたり。あの衝撃がほしい。
海外は価値観が広いと思うし、それだけいろんなゲームが
作れていいなぁと思う。
プランナーの人はもっと広い視点を持ってほしいです。
あともっと、とんがっていいと思う。
連射付きオレは面白くて、あれだけはパンフレットもって
きました(笑 携帯ゲームで連射付きの機能がほしいという
のがスタート地点だとは思うけど、遊び心があるし、この
時点でこのコントローラだけでゲームだ!と思いましたよ。
単純な論法でいくとレボリューションのコントローラは
自分の場合、「あり」です。
投稿者 BAKU : 2005年09月29日 20:18