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2005年12月07日

ポケダンのコト

「ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊」を遊んでいる。仕事の合間とか移動中にちょこちょこやっていて、今日やっとエンディングにたどり着いた。

素晴らしいソフトだよコレは!


涙腺の弱い鶴見なんで、エンディングでは涙ぐんでしまったよ。何にも奇をてらっていない、シンプルなプロット&直球ど真ん中のストーリーなんだけど、相棒(鶴見の場合はヒトカゲ。主人公はゼニガメ)のイノセンスっぷりに、すっかりやられてしまった。これはアレだ。そうだ「萌え」だ。鶴見はヒトカゲに萌えてしまったのだ(うきゃー)。

途中で気付いたのだが、台詞回しが実に巧みだ。しかもポケダンでは、その「巧み」を表だっては感じさせないトコロが更に巧妙だ。舞台裏が透けて見えない。同時代性にオモネっていない。クサくない。ドラクエと比べれば説明しやすいのだが、ここ何作かのドラクエは、以前あったような台詞回しの巧みさがスッポリ抜け落ちてしまい、「ドラクエっぽい」キャラクターを「ドラクエっぽく」喋らせているようにしか見えなかったりする(キャラクターが「喋っている」のではない)。云ってしまえば、セルフカヴァーか劣化コピー。なので冒険譚としては致命的なほど舞台裏が透けて見えてしまい、興醒めで泣けない。だがポケダンは、飛び道具的な台詞(「ぱふぱふ」とか「しんでしまうとは なにごとか」とかね)こそ無いものの、ドラクエ2のように、シンプルに力強く、「仲間との冒険」を遊ばせてくれる。結果として、泣ける。いやいや、こういうシナリオってなかなか書けないものですよ、ホント。


んでもって2周目からはいよいよ、人類史上最強のリプレイバリューを持つ「不思議のダンジョン」が本番だ。長い間「トルネコ2」を出張のお伴にしていた鶴見は、期待していた「トルネコ3」がダメダメだったので(すぐ売った)、「もじぴったん」あたりに浮気をしていたのだが、ポケダンならイケる。超イケる。11時間の帰国便だって怖くない。

その上、「友達救助」だ。パスワード交換で、友達あるいは見知らぬ誰かに救助を要請できるフィーチャーが、なんとも素晴らしい(これって確か「アスカ見参」が初出だっけか)。実は鶴見も、冒険の途中でやられてしまったので2ちゃんで救助要請をしたのだが、僅か16分で(!)救出された。すげえ。WiFi対応の「おいでよ どうぶつの森」の陰に隠れてしまった感があるけれど、ネットワークによる非同期型の協力プレイとしては非常に洗練されているように思う。


1周目のエンディングを見ていたら、第21みくに丸あたりで見知った名前が何人もクレジットされていた。良い仕事してやがんな。鶴見も精進せねば。

カテゴリー: 六百式見聞録

投稿者 tsurumy : 2005年12月07日 05:00

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コメント

マジですか!お勧めですかコレ。
トルネコ&シレンフリークだった私でも
「ヌルイ!」と叫ばず、黙々と遊べる出来ですか?
買おうかな・・・久しぶりに。

投稿者 Cona : 2005年12月07日 10:47

1周目はヌルいけど、2周目から徐々にキバを剥き始めます(笑)。かなり歯ごたえ&ボリュームあり。まあ、一瞬のミスでそれまでの努力が一切無に帰すというコトはないんで、そういう意味ではヌルいと云えなくもないかも。でも1000回は余裕で遊べそうなんで鶴見的にはOK。

投稿者 tsurumy : 2005年12月07日 13:15

追記。

180時間を越えたあたりから、やっぱ不満が出てきちゃったよ。前言撤回、やっぱりトルネコ&シレンフリークを満足させる出来ではなかった(汗)。なので、俺は友人の子供にあげちゃったw

でも、1周目が良い出来なのは、エントリーで書いた通り。

投稿者 tsurumy : 2005年12月20日 21:56