2006年03月28日
挑発的性格診断(1)
【序文】
見知らぬ他人の性格傾向をカテゴリ分けするのが好きだ。
「何を云うの! 私の(俺の)複雑な性格を単純に分けられてたまるものですか!」いえいえそうでもないんですよ。さすがに具体的な嗜好の対象は個々人で異なりますが、ヒトの大半は逃れられない類型に縛られているように見えます。むしろ「私の(俺の)嗜好はこんなに通好みなのよ!」そう叫んでいるアナタ、そんなアナタほど、構成する成分の大半が類型から成り立っているように見えちゃうんです。
プロフィール上に彼女(彼)が思うトコロの「マイナー」な音楽やらアートやらフィルムやらコミュニティやらを、これでもかこれでもかとテンコ盛りにすればするほど、「私って(俺って)他人と違うでしょ? 違うって云ってよ!」と叫ぶ姿が露わになるという罠。創造的好奇心に裏打ちされないマイナー好みは単なる視野の狭さでしかない。自らは血反吐を吐かずに惰性でしか排泄せず、他人の創作物を借りて自分を解ってもらおうとする姿勢は強欲に過ぎる。その上での排他的行動・言説は見苦しい。
ユニークネスは類型的性格と対立するものではないのに。自動機械たる「ヒト」を認めた上でなお、その中で大事に大事に点す炎こそがキャラクターなのに。
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【診断】
この文章を読んで「自分のコトをあげつらっている」と感じた方は、実は、この文章に全く当てはまらない創造的でなおかつ尊敬すべき方です。実際この文章に当てはまる人は、排他的かつ好奇心に乏しいため、この文章を読みません。つうか、鶴見のマイミクにはたぶんいません。
なら何故書くのか?
…えーと、何でだっけ?
投稿者 tsurumy : 2006年03月28日 17:37
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