2006年07月18日
ゲームの処方箋シンポジウムのコト
ナムコが50周年記念として立ち上げた「ゲームの処方箋プロジェクト」の研究発表が、先週あったそうだ。
ゲームの効能を明らかにした“ゲームの処方箋シンポジウム”開催!(ファミ通.com)
一口に云えば、ゲームのポジティヴな効能についての研究だ。(財)ニューテクノロジー振興財団と早稲田大に依頼したんだそうな。さすがナムコ、金の出し方が素晴らしい。願わくば、バンダイナムコゲームズとなったこれからも、同様に金を出し続けて欲しいものだ(バンダイがナムコ側をないがしろにしているなんて話もあってかなり不安だが…)。
研究のテーマは次の4つだという。
- 心理的効果を中心としたゲームソフトの効能の調査
- ビデオゲームのインタラクションの評価手法の研究
- 発達障害児を対象として臨床現場での処方の仕方の検討
- 遊びの要素に着目した学習障害支援用ソフトの制作
以前、「ゲーム脳」に反論しても恐怖は去らないというコトというエントリーでも書いたけれど、世間をもんやりと覆う「ゲーム害悪論」を晴らすには、ゲームの効能を広めるコトが(地道だけど)王道なのだからね。そういえば、「注意力欠如障害の治療に『ラチェット&クランク』を使っている」なんて海外の話もあったっけ。
とはいえ。
この際だから、正式な脳科学の方法論を以て、森昭雄の研究を追試するってのはどうか。
いやもう、こちらも是非。
カテゴリー: 六百式見聞録
tsurumy at 02:35 | リンク | トラックバック (0)