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2006年08月20日

ゼイタクな悩み

声優さんのオーディション。


とある若者役で、3人の役者さんに演じて貰った内、2人がバツグンに上手い。感銘を受けるほど素晴らしかった。両者ともOKテイクのトキに、鶴見は手を叩いて喜んでしまった。

さてどちらを選ぶか。


また別の老人役でも、同様に4人の役者さんに演じて貰った内、2人がバツグンに上手かった。これも大いに感銘を受けた。両者の演技とも、ビデオでプレイバックする毎に、周囲のスタッフから「プフッ(笑)」と笑い声が漏れる(毎回、だ)。成功の予感。

こちらも選びづらいと云えば選びづらいのだけれど、でもこちらの役では、

片や、当たり役も多い有名な役者さんで、
有名だから有名なのではなく、
実力が飛び抜けているからこそ有名なのだ、
というコトを本当に実感させてくれる方。

片や、それほど有名ではない役者さんだけれど、
「中の人」の存在を感じさせない、
非常にイキイキとしたキチガイ演技をこなす方。

もちろん、鶴見が選んだのは後者だ。

「どこかで聞いたような声」には、どうしても点数をカラく付けてしまう(ましてや、既存の「**のキャラみたいなカンジでお願いします」なんてのは、以ての外)。そうはならないように、台本上で色々と工夫はしているつもりなのだが、役者さんの演技を、いちばんイイ部分に追い込んでいくと、どうしても「当たり役」のニオイが顔を出してしまう。「中の人」を感じさせてしまう。それは、なるべく避けたいのだ。


で、話は先の若者役に戻る。

どうしても選べない。二人とも100点満点中の120点クラスで、どちらを選んでもインパクト十分、きっと面白ユニバースに彩りを添えてくれるだろう。僅か1ポイントでもいいから、プラスになるような合理的な理由が見つかりさえすれば、選べるんだけどさ。


ああ、なんてゼイタクな悩みなんだっ!

カテゴリー: 超抜粋mixi日記

投稿者 tsurumy : 2006年08月20日 11:11

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